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マスタ・シリンダ
ホイール・シリンダ
ディスク・キャリパ



マスタ・シリンダ
 マスタ・シリンダは、ペダル踏力を油圧に変える部分で、ゴム製カップで気密を保持しながら油圧を発生させてブレーキを作動させます。
 ホイール・シリンダは、マスタ・シリンダからの油圧をピストン・カップで受けてピストンを動かし、ブレーキ・シューを左右に押し開きブレーキを効かせます。
 また、ディスク・キャリパでは、ピストン・シールが油圧を受けてピストンを動かし、ブレーキ・ロータを挟んでブレーキを効かせます。
ディスク・キャリパ ホイール・シリンダ



 カップ類はゴム素材でできているため、摩擦や伸縮の繰り返しにより劣化していきます。
 また、ブレーキ・フルードが劣化してくるとカップ類の劣化も進みます。
 カップ類の劣化は液漏れの原因となり、ブレーキ・ペダルの踏み代の増加や制動力の低下を起こします。

《 交換の目安 》
 走行距離と使用状況を勘案するとともに、
整備士のアドバイスを参考にして交換しま
しょう。



 マスタ・シリンダやホイール・シリンダ等に液漏れがある状態で使用を続けると、次第に漏れ量が増加してリザーバ・タンク内のブレーキ
・フルードが減少していき、エアの混入による制動力の低下、また、ブレーキの摩擦面に付着した場合は、摩擦係数の低下による制動力の低下を起こしブレーキが効きにくくなります。



 ブレーキの効きが悪いと、本来回避できる
事故も回避できなくなり、大変危険です。
 もし事故を起こしてしまったら、整備費用
が掛るばかりでなく、他の人に迷惑を掛ける
ことにもなります。



    ※ 画像をクリックすると動画が別ウインドウで開きます。(0:58)






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