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 バッテリは、エンジンの始動装置、点火装置及び各種灯火装置、その他の電気装置に電気を供給しています。
 バッテリの内部は、6つの槽に仕切られ各々に電解液(バッテリ液)と陽極板(+)、陰極板(−)が納められており、バッテリ液と極板との間で化学反応を起こしながら放電、充電を繰り返します。



 バッテリは充放電の繰り返しにより極板の劣化(化学反応を起こさない物質へ変化)が進むため、しだいに初期の性能を発揮できなくなります。また、バッテリ液は充電時の化学反応(水の電気分解により水素及び酸素ガスとして放出)や自然の蒸発によって減少していきます。

《 交換の目安 》
 使用期間と使用状況を勘案するとともに、整備士のアドバイスを参考にして交換しましょう。



 バッテリ液が不足し極板がバッテリ液より露出した状態で使い続けると、露出した極板は化学反応しないためバッテリ容量が低下し、バッテリ上がりしやすく、エンジンの掛りが悪くなったり、アクセルペダルを踏まないとヘッドライトが暗い、クラクションの音が小さいなどの症状が発生します。



 バッテリ液が不足した状態で使用を続けると、バッテリ液から露出した部分の劣化がさらに進み、劣化部分でスパーク(火花)が発生することがあります。
 スパークがバッテリ内部に溜まっている水素ガス(充電時や自己放電時も発生します)に引火し、爆発することがあります。



    ※ 画像をクリックすると動画が別ウインドウで開きます。(0:47)






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