安全が最優先のクルマには点検・整備が不可欠です。
クルマはエンジンをかけているだけで、ピストン、ベアリング、ベルト類などが摩耗しますし、走行によってタイヤ、クラッチ、ブレーキ部品なども磨耗・損傷します。また、走らなくても時間の経過でバッテリやオイル類などが劣化するほか、湿気、塩害、泥の付着による不具合、温度変化による影響なども意外に多いものです。クルマ社会の安全性を保つために日常的な点検・整備が欠かせません。 |
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クルマは、公道を走るという性格から、運転中の故障が他の交通の妨げになるケースも少なくありません。大渋滞の原因になれば、不特定多数の人たちに甚大な精神的、経済的な負担をかけ、最悪の場合、他人の命を脅かすような大事に発展することもあります。ドライバーは、常に安全を優先し、環境への配慮を心がけなければなりません。トラブルを未然に防止するために、点検・整備の必要性をしっかりと認識してください。 |
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3.「自分のクルマは自分で守る」という積極的な心構えを |
多くの人が点検整備の必要性を知りながら、毎日の忙しさや「今まで大丈夫だったから」という単純な理由で、ついおろそかにする傾向があります。一旦、トラブルが起こってはじめて「きちんと点検・整備をすればよかった」と後悔するケースも少なくありません。
日頃から「自分のクルマは自分で守る」積極的な心構えが大切です。 |
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『10万円で買える電気冷蔵庫が壊れないのだから、100万円以上する自動車が壊れるはずはない』という人がいます。この論法でいえば、スペースシャトルなどは、絶対に故障しないはずです。しかしトラブルが皆無にはなりません。確かに、今のクルマは、壊れにくくなっていますが、壊れなくなったわけではありません。スペースシャトルと同様に安全が最優先されるクルマも、専門家による定期的な点検・整備が不可欠です。 |
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定期的な点検・整備を心がけることで、どんな効果が生まれるかをまとめてみました。 |
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@ 常に安全に走れるクルマになります。 |
A 車両の性能を維持させます。 |
B 故障率が減り、クルマの稼働率が上がります。 |
C 長い目で見て整備料金が安くなります。 |
D 排気ガス・騒音公害などを少なくします。 |
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点検・整備は、 |
ドライバーの利益につながることであり |
社会的責任を果たすことでもあります。 |
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